この時計は、時計の機能性や視認性を損なうことなくどれだけ歪ませたり削ったりできるかという、自らに課した課題から生まれました。この課題から多くのデザインが生まれましたがこの時計は特に際立っていました。そのシンプルさとシュールレアリスム的な性質がこの時計の特性を物語っています。
机の上に置かれた普通の時計を想像してみてください。隣には本、ペン立て、メモ帳などが置いてあります。すると魔法のように机の上の部分が液体に変わります。周りのものはすべてあっという間に沈んでいきます。しかしこの時計は少しの間浮かび上がります。すると机上の表面は瞬時に元の状態に戻ります。沈む前は部屋の反対側からでも読み取れる明確で非常に読みやすいデザインでした。しかし非常に退屈で刺激のないデザインだったことが欠点でした。この突然の変化によって時計は新たな命を吹き込まれます。ミニマルな美しさを保ちながらも独特の魅力を放つ時計です。











Sinking Clock has been awarded the prestigious iF Design Award.